こんにちは、にーやんです。
今回は、愛知から行けて初心者でも楽しめる山として、木曽駒ヶ岳を紹介します。
あくまで、私同様、初心者対象ですので、中級者以上の皆様には、当たり前の内容ばかりです。
あしからず。
2019年は5月と9月に行ってきました。
木曽駒ヶ岳の概要
場所:長野県木曽郡上松町大字荻原
交通アクセス
車:駒ヶ根IC下車、北へ3分で菅の台バスセンター駐車場着です。名古屋からは2時間30分程度。
バス:高速バスがありますが、面倒です。
電車:JR名古屋駅から中央本線、特急「ワイドビューしなの」号長野行きに乗車。塩尻駅で下車。乗車時間約2時間。JR飯田線 時間帯により辰野駅または岡谷駅にて乗り換え。駒ヶ根駅で下車。乗車時間約1時間30分。駅舎を出て徒歩1分、「駒ヶ根駅前」のバス停まで移動。
標高:2,956m
駐車場料金
普通自動車 | 1日(24時間)800円 |
バイク | 1回 200円 |
大型バス | 1日 1,500円 |
マイクロバス キャンピングカー | 1日 1,000円 |
熊さんは、麓の方でいるみたいです(以前、ロープウェーから目撃済み)。
木曽駒は、自動車などで登り口まで行くことができません。
歩くなら別ですが(初心者には無理です)。
①バスでロープウェー乗り場まで行く。
②ロープウェーで標高2,612mまで上がる。
③そこから登る。
というのが初心者のパターンです。
バスを「北御所登山口駅」で降りて、そこから登る人もいますが、上級者です。
というか超級レベルだと思います。
自家用車で行けるのは、麓のバス乗り場まで。
駐車場は、菅の台バスセンター前と黒川平駅前にあります。
すっごい混んでいるときは、菅の台バスセンターから歩いて10分ほどのスキー場まで連れて行かれます。
すっごい混んでいるときには、8時の時点で、両方の駐車場が満車になっています。
駐車場に着いたら、受付でバスとロープウェーの往復券を買います。
料金(2019年10月以降:税込み):菅の台バスセンター▻しらび平 ▻ 千畳敷
大人往復:4,200円
大人片道:2,200円
小人往復:2,100円
小人片道:1,100円
*大人料金は12歳以上(中学生以上)、小人料金は6歳以上12歳未満(小学生)です。
片道ずつでも買えますが、値段も安いし、上で買うのも並んだり時間の無駄なので、往復で買った方が良いです。
で、バスを待ちます。
注意:行楽シーズン(7月、8月、10月)の土日は、鬼のように混むことも有ります。
私は、バスに乗るのに2時間、ロープウェーで1時間待ったこともあります。
当然、帰りも同じように混んで、登っている時間の方が短かった。。。
9月に来たときは、7時に着きましたが、すでに菅の台バスセンターは満車。
黒川平駅の駐車場に回りました。
菅の台バスセンターで乗せてから、黒川平バス停に来るので、正直、下で乗らないと無理なことも。
一応、調整してくれていますが、黒川平駅では6人しか乗れないとか。
バスのことだけ考えるなら、電車で来るのもアリです。
駒ヶ根駅始発のバス便があり、これに乗ったら、あまり待たずに乗れるため。
で、バスに乗って、15分。
途中で、カモシカに会うこともあります(1回経験あり)。
ロープウェー乗り場の「しらび平」駅に到着です。
ここで、混んでいなければ、そのまま乗れます。
待ちが出るときには、整理券が配布されます。
早く来ても、ロープウェイの始発が、8時なので待ちます。
※季節によっては、時間変わります。
特別なプランがあったりします。公式ページを要確認。
6時に上がれたりします。
人が多いと、臨時で動かします。
ロープウェーは、窓際の取り合いです。
60人の定員で、ぎゅうぎゅうになるまで詰め込まれます。
ザックなどは背負わずにおろして乗ります。
季節ごとに変わる森の風景と、稜線がすばらしい。
特に、到着口付近はとてもきれいです。
到着すると、麓との高低差は950m。
温度差も約5℃あります。
まずは、南側の展望台に出ると、富士山(下写真中央)はじめ、山の風景が眺められます。
ロープウェーとのコラボ写真も撮影できます。
そこからぐるっと回ると、有名な千畳敷カールが眼下に広がります。
5月だとまだまだ雪が残っています。
さっそく登りたくなるのを我慢して、入山書を書きます。
次は、ストレッチ。ちゃんと屈伸したりします。
そして、目の前の神社に登山の安全祈願をして、下ります。
一度降りてから、千畳敷の西側を登って行きます。
初心者というより散歩したい人へ
千畳敷から登らずに、下って行けば、散歩できるくらいの場所があります。
ロープウェイには乗ってみたいけど、登山は。。。
という方でも楽しめますので、ご一考ください。
とはいえ、少しはしんどいです。
“千畳敷カールとは
駒ヶ岳ロープウェイで行く標高2,612mの中央アルプス千畳敷は、今から約2万年前に、氷河のゆったりとした流れにより浸食されて形成されたカール(半円形の窪地)で、畳を1,000枚敷いた広さがあることから「千畳敷カール」と呼ばれています。“
https://www.chuo-alps.com/tourism/senjyojiki/
登山開始
最初の10分はしんどいですが、そんなに急ではありません。
途中からは、つづら折れになっていて、左右にジグザグに登って行きます。
小さい子どもも登っているので、負けられません。
適宜休憩(3~5分ほど)を入れながら、登って行きます。
水分、糖分摂取を忘れずに。
写真撮りながらだと、ちょうど休憩も兼ねられます。
登山のルール
上りが優先です。
石を落さないように気を付ける。
落としたら「ラーーーック!」と叫ぶ。
譲り合いの精神で、道が狭い場所は譲り合いましょう。
登頂したぞ!と思ったら……そこは乗越浄土
若い人なら、45分くらいで、ひとまず乗越浄土(のっこしじょうど)までは上がっていけます。
本当に初めて登る人は、ここで引き返しても良いかもしれません。
が、木曽駒ヶ岳に登ったとは言い難いかも。
まさに、仁和寺の法師。
ここは、中央アルプスの最高峰ではないのです。残念。
分岐点から、どこへいく?
この乗越浄土、東へ行けば濃ヶ池(遠い)、西へ行けば宝剣岳(鋭い&危ない)。北に向かえば、木曽駒ヶ岳です。
山小屋:宝剣山荘もここにあります。
お昼ご飯を食べている人やソフトクリームを食べている人もいます。
木曽駒ケ岳を目指す
木曽駒を目指すなら、ここで少し休憩してから、そのまま北へ進みます。
が、ここで分岐点。
まっすぐ進んでいくと、また登って降りるルート。
左側の山を回り込む迂回ルートは、巻道で、けっこう崖際を進むルート(景色は良い)。
初心者の皆さんには、まっすぐルートをおすすめします。
迂回ルートは、子どもと高齢の方はかなり厳しいと思う。
特に行きは厳しいかと。
帰りのショートカットには使えます。
あれ?また木曽駒頂上ではないのか?中岳
まっすぐ進むと、軽く坂を下ってから上りになります。
ここはザレ場みたいになっていて、石や砂に足が取られてしまい、思った以上に疲れます。
ここをがんばって登ると、頂上!
はい、中岳の頂上に到着です。
ここからは、ようやく木曽駒の頂上が見えます。
眼下には、きれいなテントの並びが。
といいつつ、いったんこの山を下りないといけません。
初心者の心を削ってくる。
テント場・頂上山荘に到着。
ここでは、飲み物や呑み物が買えます。
しかし、テントで泊まる人のエリアなので、休憩できる場所は少ない。
この山小屋を左に進む正規ルートと右側から大きく迂回していくルートがあります。
はじめは、左側のまっすぐ登るルートが良いと思います。
右側のルートは人がいなくてゆっくり登れますが、かなり距離が長くなります。
振り返ったときの景色は、好きなんですけどね。
さて、後は頂上目指して進むのみ。
ここまで来ると、2時間くらいは登っていることになると思うので、休憩と栄養補給は忘れずに。
まっすぐルートで登頂すれば、そこからは御嶽がさらに大きく、遠くには槍ヶ岳を始めとする北アルプスの山々を望むことができます。
振り返れば富士山がさらに大きく見えます。
カメラで撮ると小さく見えるのに、人の目で見ると大きく見える。
不思議。
頂上は結構広くて、皆さん思い思いの場所でご飯を食べています。
50人くらいはゆったりできるスペースです。
バーナーやジェットボイルを持ってきて、カップラーメン食べている人もいます。
山小屋から、右側へ回って登った人は、途中の分岐点で槍様を見ることができます。
ここから東に行くと「馬の背」に行けるみたいですが、遠いのでパス。
こちらのルートは比較的なだらかで、自分のペースが保てます。
し・か・し……まさかの光景に出会います。
頂上の裏側から登頂することになるので、こそこそタバコ吸って(やが)る人が何人かいました。。。
らーーーーっく! ( ゚Д゚)ノ —===≡≡≡ ●
注:なーやんの心情をイラスト化したものです。実際にやったら犯罪です。
なんでこんなところでタバコ吸うんですかね?
初心者だと、ロープウェイ乗り場から木曽駒ヶ岳山頂まで、2時間半~3時間と言ったところでしょうか。
8時から登ったとしたら、そろそろお昼。
今回は、コンビニおにぎり……。
ご飯を食べたりして、30分ほど休憩したら下山です。
あまり休みすぎたり、身体が冷えすぎたりするとしんどいので。
下りはやっぱり早い
ひざなどへの負担は下りの方が大きいので、調子に乗らないように自分に言い聞かせます。
ずんずん降りて、中岳の前まで来たら、身体の調子と相談の上、巻道(右側)も検討ください。
崖際を回るので、正直怖いです。
クライミングっぽい感じで登る場所も有ります。
右側に落ちたら、間違いなく●にます。
しかし、中岳を登らずに済むので、約20分でここをクリア可能。
乗越浄土まで帰ってこれます。
ここまで戻ったら、後はロープウェイ乗り場まで降りるのみ。
ここからは初心者で乗越浄土を目指す人と、乗越浄土から帰る人が合流するため、非常に混み合ってきます。
ペースを合わせて、うまく全体を見ながら、譲り合いましょう。
慌てない慌てない、呪文かむからね。
……と思っていると、ちょっとした隙間を見つけて、無理に追い越して降りていく人が。。。
荷物が他の人にぶつかってますけど。。。
らーーーーっく! ( ゚Д゚)ノ —===≡≡≡ ●
注:にーやんの心情をイラスト化したもので……以下略。
そんなに急いでどこ行くねん。
はい、いい子は真似しない。
とロープウェイの駅に戻ってきたら、一安心。
また、バスに乗って戻ります。
注意なのは、車で来た人は、駐車した場所とその駅で間違いなく降りること(切符に書いてあります)。
黒川平駅か菅の台バスセンター駅か間違わないように。
追加で歩くことになりますよ。
登山の疲れと汚れを、こまくさの湯で洗い流す
菅の台バスセンターまで戻ってきたら、徒歩数分の距離に「こまくさの湯」があります。
こまくさの湯概要
場所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂759−4
営業時間:10:00~21:00(入館締め切り20:00)
料金:
大人(中学生以上) | 610円 |
小人(小学生) | 300円 |
小学生未満 | 無料 |
団体割引15名より | 510円(大人のみ) |
キャパ:40人くらい
カギ:外には、貴重品だけを保管するコインロッカー(100円)と中にもコインロッカー(100円)があります。
中のコインロッカーは20個くらいしかないので、気になる人は外の貴重品ロッカーを使用ください。
入口には、ザック置き場もあります。
ドリンク:ビンのご当地ドリンクなど、種類豊富
お土産屋さん
菅の台バスセンターの横には、お土産屋さんが有ります。
大体のものが揃うので、一度はのぞいて見ては。
ただし土日は、ここの駐車場も激混みですので、車は最初に停めた駐車場から動かさずに、温泉もお土産屋も行った方が良いです。
ということで、後は帰るだけですが、疲れているうえに温泉まで入ったら、絶対に眠くなります。
適宜、サービスエリアなどで休憩を取ってください。
帰るまでが遠足です。
費用:トータル約15,000円
高速:約4,000円
駐車場:800円
バス&ロープウェイ:4,200円×2=8,400円
お昼ご飯:1,000円
お風呂:610円×2=1,220円
バス&ロープウェイが必須なので高くなっちゃいますね。
今回楽々だった理由は
前日、近くの定食屋さんで、焼きそば&唐揚げ&大盛ご飯のセットを食べたから。
だと思います。
登山中、エネルギー切れが起こって、歩けなくなる「しゃりバテ」。
これの回避のためにと思って、前日がんばって食べた甲斐がありました。
おかげで、非常に楽しく登ることができました。
そんなこんなで、愛知から行く、中央アルプス木曽駒ヶ岳登山でした。
では、またねー。