昭和の時間を感じるお店、酒津屋
こんにちは、にーやんです。
名古屋で「朝」から呑みたい。しかもちょっとディープなところで。
そんなあなたに、栄駅の酒津屋をご紹介します。
名古屋駅からは地下鉄東山線で2駅離れています。
5分くらいで着きます。
朝呑みに限らず、栄で用事があったなら、勇気を出して暖簾をくぐってみてください。
フレンドリーというより、ほったらかし酒場を味わえます。
栄地下の迷宮にようこそ
県外から、初めて栄地下に来たら、迷います。
名古屋駅もたいがいですが、こちらも分かりにくい。
↓地下街マップ
酒津屋は2店舗あって、南一番街の15番と南二番外の5番。
一番街の方が中店、二番街の方は東店です。
今回は中店の方へ。
酒津屋中店の概要
場所:名古屋市中区栄3-5-12 栄 森の地下街 南一番街
キャパシティ:約40人
営業時間:7:00~24:00
喫煙;可
支払:カード、ICなど可……らしいのですが、私が行った日はダメでした
定休日:なし
1896年創業の酒屋さんが運営しています。栄にお店ができたのは1965年のようです。
酒津屋の営業開始時刻は、朝の7:00
名古屋で「朝呑み」できるお店はなかなか少ないです。
14時くらいにそっと入って、入り口真横の席をゲット。
全体を見渡せる位置はちょっと安心します。
目の前には壁があるけど。
店員さんは最初にお水を持ってきてくれるだけ。
積極的には、オーダーを取りに来てくれません。
大声でお願いするか、前まで歩いて行って注文します。
カオスですが、郷に入りては郷に従え。
私が注文したメニュー
とりあえず、サッポロのビン(大)を注文。
外の暑さをリセットします。
グラス2杯ほど飲んだところで、また声を張って注文します。
「マグロの刺身」「激辛ソーセージ」を注文。
マグロの刺身は、ココの名物らしいです。
うん、確かにおいしい。あと安い。
ソーセージは、キャベツの千切りも含めて量がけっこうあります。
ピリッとくる味も相まって、ビールのアテには最適。
激辛ではないかな。
大ビンなので、もう一品要るかも、と思っていたけど十分。
先にマグロをおいしくいただく。
ふと、頭を上げて周りを見渡した。
先ほど来店した、もう80歳も後半と思しきおじいさんは、わざわざ奥から歩いて出て来て、力強く「日本酒」と一言。
ゆっくり席に戻る。
またゆっくり出て来て、「チャンネル変えて、中日」。
角のテレビが野球を映しだす。
ヤクルト戦、周りのおっちゃんたちは見ていたり見ていなかったり。
左の女性二人客は、なぜこの店に?
団体客はテンションが高い。
奥で新聞を読んでいるサラリーマン風の人は、ゆっくりと呑んでいる。
目の前のおじさんは、枝豆だけをつまみに日本酒2合を愉しんでいる。
昭和をそのまま連れてきたような空間で、しばしソーセージを肴にビールを傾ける。
店員さんは、ガチャガチャと大きな音を立てながら、瓶を片づけつつ、おしゃべり。
これぐらい気にしてもらわないのも逆に気を遣わなくていい。
ソーセージがあとふた切れ。
ビンは空いて、コップに1杯。
女性二人組が立ち上がって会計に向かう。
このタイミングかな、と思い、最後のソーセージとビールを煽る。
二人が会計を済ませたと同時に、「ごちそうさまでした」。
今日はICカードが使えない日らしい。
現金で払う。
このお店には、これがぴったり。
下を向いたまま、「ありがとうございましたー」。
うん、これでいい。
「どうもー」と言って店を出た。
二千円を払って、五百円玉が右手に。
まだ、三時になっていない。
次はどこに行こうかと思いながら、 五百 円玉をポケットに放り込んで、東山線に乗り込んだ。
そんなこんなで、昭和感を出してみました。
食べ物メニュー
マグロ刺身:430円
激辛ソーセージ:430円
牛すじどて煮:480円
えびカツ:540円
ポテトサラダ:370円
などなど
呑み物メニュー
生ビール(多分サッポロ)中:410円
ビンビール(大:サッポロ):550円
ビンビール(大:ヱビス):650円
日本酒(小):290円
日本酒(大):530円
などなど
呑兵衛初心者でも、入って問題ないお店。
ただし注文は強い意志をもって。です。
では、またねー。
※お酒は適量を守って、楽しく呑みましょう。