左義長(さぎちょう)とはなんぞや
こんにちは、にーやんです。
今回は、愛知県知多半島の南端、師崎の紹介です。
南端なので、漁業が盛ん。
南知多の周辺は新鮮な魚が食べられるお店も多いです。
有名なのは、まるは食堂でしょうか。
師崎からは、日間賀島や篠島へのフェリーも出ています。
という食や観光としても楽しめる師崎ですが、今回は「左義長」を紹介します。
左義長という名前、聞きなじみがない人もいるかと思います。
私も知りませんでした。
西日本の方は、左義長=どんど焼きというと、ピンとくるかと。
要は、小正月(1月14日か15日)に行われる火祭りのことだそうです。
稲わらを積み上げて、火を付ける。
正月に書いた書初めを投げ入れて、灰が高く舞い上がると書が上達する。
とか、
どんど焼きの中で焼いた餅を食べると、その年は風邪をひかない。
とか、
各地によって、いろんな風習がありますね。
で、師崎の左義長は、派手です。
何というか、規模が大きい。
ということで、車で出発。
左義長の開始は、13:00です。
少し早く行って、お昼を食べることに。
南知多はやっぱり魚介が新鮮
「海鮮丼活魚料理 ちなみ」さんにお邪魔しました。
いけすがあり、魚介類が並んでいます。
食べたのは、海鮮丼とかタイラガイのバター焼き(だったはず)。
おいしかったです!ちょっぴり高かったかな。けっこう混んでました。
昼は11:00~14:30営業、木曜日休みです。
英気を養ったところで、いざ本番。
師崎漁港に車を止めて、点火場に向かいます。
写真を撮るなら、場所が大事です。 なぜなら、、、
師崎の左義長は幟(のぼり)が巨大
はい、こんな幟に点火します。
で、若い人がこの幟を火につけたり、上に掲げたりして、1年の大漁祈願をします。
かなり激しいのですが、大きすぎてなかなか上まで持ち上がりません。
シャッターチャンスが難しい。
この幟、良く見ると描かれている絵が不思議です。
大漁を祈った判じ物(はんじもの)が描かれているのだそう。
絵・文字に意味を隠して読ませるもので、暗号みたいになっています。
読み解こうとしましたが、けっこう難しい。ぜひ、チャレンジしてみてください。
そうこうしているうちに、幟が燃え尽き、儀式は終了。
すると、今度は軽トラに皆さんが群がります。
餅まきばんざい!
そう、軽トラの上から餅まきが始まります。
もうみなさん必死!
お菓子とお餅が空高く投げられます。
ちゃんと包装されているのがすばらしいですね。
お餅が飛んでくるから、子どもたちは気を付けよう。
カメラが壊れないためと、地元の方のための餅投げですので、ちょっと遠くから見守っていると、遠くまで投げてくれて、お餅ゲット!
餅大好きなんですよね。ありがたや。
で、地元の方々は、先ほどの残り火を集めています。
ここに、アルミホイルで巻いたお餅を針金と竹で釣竿のようにして焼いています。
見たことないスタイル!
これも無病息災・大漁を願って食べるんだと思います。
餅まきが終わると、みんな東に向かって歩き出します。
ついていくと、今度は祈祷しながら、お神酒で清めた場所で火をつけます。
ここでも餅投げが行われます。
かなり大盤振る舞いで投げてくれます。
次はまた場所を移動します。
漁業組合の建物の上から、また餅まきです。
ここは写真撮らずに、餅を狙いました。
狙うと捕れない不思議。。。
最後は、荒井地区と呼ばれる東端。
14:30からラストです。
私たちが参戦した年は、最初の的場地区より、こちらの方が幟は大きかったです。
舟に見立てた模型?に爆竹を巻きつけて、若い人が練りまわします。
すごい煙と音!
写真では伝わらないと思いますが。
その後、幟を最初の場所のように持ち上げては火をつけ、
火を付けては持ち上げの繰り返し。
無事に、無病息災・大漁祈願の行事は終わりました。
お餅の食べ方
帰宅後、紅白のお餅は、フライパンで焼いて……
しょうゆをつけて海苔で巻いて磯部餅!
水にくぐらせたのち、きなこ餅!
で、おいしくいただきました。
まとめ
- 南知多、師崎に左義長あり
- 1月の第4日曜日開催
- 幟が燃えます
- 餅とお菓子が宙を舞う
- 的場点火 13:00
- 荒井点火 14:30
交通アクセス
【電車】名古屋鉄道河和線 河和駅より海っ子バス師崎線または豊浜線を利用。
→とはいうものの、駅から遠いので車の方が便利。
【車】知多半島道路経由南知多道路終点へ。信号「羽豆岬」を左折した海岸沿い。
【駐車場】師崎漁港朝市前に駐車場あり、駐車無料。 師崎港(渡船場)に公共駐車場あり、台数193台 50分無料1時間100円。
そんなこんなで、愛知県知多半島南端、師崎に行くなら「左義長」を忘れずに。
おいしい魚も食べられるよ。でした。
では、またねー。