フィンランド2日目_トナカイ牧場?いいえ、犬牧場です

国内・海外旅行

波乱の幕開けとなったフィンランド旅行1日目から4時間。

フィンランド時間で朝7時です。起床。

あまり寝ていないけれど、テンションが高いせいか、あまり眠くない。

ロビー横のレストランで朝ごはん。

あ、このホテルは、ラップランド ホテルズ シルカンタハティ

Lapland Hotel Sirkantähtiです。

フィンランドでの朝食は、ブッフェ

朝ごはんの場所は、ロビー横。

忘れてはいけない、ここはフィンランド。

外は-20℃。

とはいえ、外に出るのは一瞬なので、服装は軽装でも大丈夫。

料理は、ヨーロッパらしく、重い黒麦パンなど。

ブッフェおなじみの、ほぼ液状スクランブルエッグ、ハム、カリカリベーコン、ウインナーが並ぶ。

サラダは、そのまま野菜。チーズは日本より断然おいしい。

私は、コーヒーがあれば生きていけます。「安心だ、いつもと同じ、味がする」

珍しいところでは、イワシかサバの酢漬け。

どちらかというとお酒の肴。ちょっと酸っぱみが強い。

で、ハム中心にゲットして朝食。

海外のハムとチーズって本当においしい。

コーヒーを2杯飲んで、ごちそうさまでした。

スマホも、やたらに外に出すのは怖いので、写真があまり撮れていない。

犬牧場に到着

さっそく、バスに乗ってトナカイ牧場へ。

外に出るときには、いちいち持ち物チェックしないと危険(寒さで)。

2時間くらいバスに揺られて森の間へ入っていきます。

到着。

思っていたより、整然とした場所です。

で、バスが着いた途端、超絶かわいいわんこ登場!

お出迎えしてくれました。

参加者みんな犬好きだったようで、トナカイ牧場のガイドさんそっちのけでわんこをかわいがっていたら、、、

「うぇるかむとぅーざどっぐふぁーむ」……笑

ということで、ちゃんとトナカイ牧場の話を聞くことに。

なんとフィンランドで飼っているトナカイは、全頭管理されているそう。

野良トナカイもいる。

飼われているトナカイは、当然勝手に狩ることもできないし、野良トナカイも狩ってはだめらしい。

交通事故で死んだ野良トナカイは、食べてもいいみたいだけど。

トナカイはほぼ自由に行動しています。

そのため、耳の部分を切って、誰のトナカイか分かるようにしているんだとか。

トナカイのソリは、最後だけ速い

ということで、さっそくトナカイのソリに乗ります。

そりにはトナカイの毛皮が敷いてあり、寒くない。

かなり分厚いです。お尻も痛くないです。

1頭引きで2人同時に乗ります。

400メートルくらいの周回コースを、みんなを乗せてどんどんスタート。

なので、すぐに前が詰まっちゃうから、ゆっくりペースです。

なんだかなー、と思いながらトナケツ(トナカイのお尻)写真を撮っていると、これまでにない猛烈な勢いで走りだすじゃないですか!

え、うそ、何これ?

見る見るうちに、スタート地点の柵が近づいてきます。

後ろに乗っているだけなので、ブレーキなんてありません。

え、事故るのこれ!?

と思ったら、急ブレーキ。

何が起こったのか、、、と思ってソリを降りて見ると、なんとうれしそうにご飯(苔)を食べるトナカイさん。

なるほど、、、ご褒美が最後に置いてあるんですねー。

だから最後だけがんばるんですねー。

納得。

サンタクロースはハーレム

ソリから降りたら、向かいの施設に向かいます。

柵の向こうには、たくさんのトナカイが。

トナカイ餌付け体験。餌付けはちょっと失礼か。

トナカイ牧場にいるトナカイさんたちにご飯をあげます。

1人、1カップのご飯を食べさせます。

2種類あって、さっきの苔(モス)と固形フード。

どうやら苔の方がお好みらしい。

適量を自分たちで配分して、牧場内に入ります。

まぁ、慣れているので、入る前からこちらに集まって来ています。

で、みんなで入って、ご飯をあげます。

すごい勢いで寄ってくるので、角がちょっと怖い。

そして、苔ばっかり食べます。

固形フードは残したりします。わがまま。

とはいえ、撫でさせてくれるし、楽しい。

トナカイの毛はちょっとごわごわしていますが、毛深くてあったかい。

ここで豆知識。

トナカイの雄の角は、冬の前にぽろっと取れるそうです。

つまり、冬でも角があるのは雌のトナカイ。

なので、サンタクロースはハーレム。ってわけです。

ちなみに、宿のロビーの照明は、雄のトナカイの角でできていました。

トナカイさんにご飯をあげたので、自分たちもご飯のタイミング。

すごく考えさせられた「自然享受権」という考え方

施設の中では、先ほどのトナカイ牧場の人がトナカイに関することなどを教えてくれます。

フィンランドでは、自然環境を破壊したり、住人の邪魔をしない限りにおいて、通行・滞在、魚釣りや森のベリーなどの採取は誰でもできるという権利「自然享受権」が認められています。

自然はみんなで共有して守って行こうという権利。

一部の人が聞いたら、「お、全部俺のものだ」と言いそうで怖いですけど。

私自身もすごく考えさせられました。文化の違いから学ぶことは多い。

そして、一番うれしかったのはトナカイそりの運転免許をもらえたこと!

絵もかわいい!

コト体験とセットの、そこならではのお土産は強い。

で、お昼ご飯です。

鮭のスープ、トナカイ肉、ちょっとケーキ。

そして、ベリーのジュース(飲み放題)。

トナカイ肉はたしかに獣臭があり、クセがありますが、量がたくさん入っていないので、そこまで気になりませんでした。

一緒のツアーの男子(中学生くらい?)は食べられない感じでしたけど。

トナカイの毛皮は、この施設でも、ヘルシンキ空港でも売ってます。

たしか2万円あれば買えます。

すごくあったかいのと、楽しい体験から、「一枚くらい玄関に合っても良いな」と思いましたが、止めておいた方がよさそうです。

低温乾燥のフィンランドでは良いかもしれないですが、高温多湿な日本では、毛皮なんてダニの温床になるばかり。

しかも、結構重いので持って帰るのも一苦労。

重量制限をオーバーして追加料金が発生します。

よっぽど好きでない場合以外は、やめておいた方が無難です。

この施設の外では、季節的にも写真スポットがありました。

サンタかと思っていたら、精霊だよ。と言われました。へぇ。

さて、お腹もいっぱいになったところで、お別れです。

最後にまたあのわんこが遊びに来てくれました。

うれしい!

ということで、2日目の午前中は前日の疲れもでることなく、楽しく終了。

添乗員さんからナイスアシスト

宿に戻る直前、添乗員さんから「4日目(明後日)のフリーの時間、皆さん予定は決まっていますか?良ければ、ラップランドサファリに寄ってみますか?」との提案。

正直、日本から予約することは英語が苦手な私には無理だったので諦めていました。

なーやんもWebで調べてみたけれど、参加したいアクティビティは日程が合わずやっていないという予定。

なので、あまり期待せずにラップランドサファリへ(宿から北へ徒歩20分ほど)。

すると!なぜかやっていないはずのあのアクティビティがやっているじゃないですか。

犬ぞり体験!

わんこに目が無いなーやん。

なーやん
なーやん

え、やってるやん!

にーやん
にーやん

お、予約しよ!

なーやん
なーやん

……英語……

にーやん
にーやん

……

とその時、全く同じアクティビティに申し込む同行の若者たち(英語ペラペラ!)

後ろでこそこそとチェックする私たち。

そして、

にーやん
にーやん

せいむつあーぷりーず

これで万事問題なしでした。ありがとう若者よ。

翌日の集合時間を確認して、お金を支払って完了。

3時間程度の体験で、約120ユーロ(約1.5万円)/人。

高いと思うか、安いと思うか。

一生に1度なら安い!

ということで、わくわくしながら明後日を迎えることができるようになりました。

サウナの使い方

宿に帰着。

で、昨晩はできなかったサウナの使い方を学びます。

この宿では全室に、大きな乾燥機(家庭用冷蔵庫2個分位のサイズ)とサウナがついています。

この地域の雪はさらっさらですが、やっぱり服に着いたりしみこんでいます。

なので、乾燥機に放り込んでおくと、勝手に乾いてくれます。便利。

そして、サウナ。フィンランドでは、一家に1台サウナがあるそうです。

このお宿のは電動式で、スイッチを入れておくと30分くらいであったまります。

サウナあんまり好きじゃなかったけど(そもそも熱いのが苦手)、面白くて好きになりました。

で、湯船は無いので、サウナの外のシャワーで洗い流します。

うーん、サウナの後なので寒い。

そして、海外の仕様なので、床がべちゃべちゃになる。

トイレも横にあるので、うーん。

これは仕方ないか。

と、ひとまず晩御飯まで時間もあるので、体制を立て直します。

フィンランドのWifi事情は良好

最近は必須と言っても良い、Wifi。

フィンランドは、非常に良好です。

宿のWifiも、サクサク動きます。

にーやん
にーやん

気になるあのゲームにもログインできます。

なーやん
なーやん

おい!フィンランドまで来てなにやってんだ!

フィンランド語は、これだけできれば、なんとかなる

モイモイ:万能言語。おはよう、こんにちは、こんばんは。

とりあえずモイモイ言っておけばOK。

もう少し丁寧なのは、

ヒューバーフォメンタ:おはようございます。

ヒューバーパイバー:こんにちは。

ヒューバーイルター:こんばんは。

キートス:ありがとう

ヘイヘイ:バイバイ

後は、ジェスチャーと簡単な英語で乗り切る。

スーパーでお買い物

このツアーは基本的に朝ごはんしかついていません。

ので、近く(徒歩15分くらい)のスーパーへ。

海外らしく、大きなサイズの食べ物がたくさん並んでいます。

ただ、日本と比べると、管理は雑なようです。

袋が破れてカビの生えたパンとかが並んでいたりします。

外装とか、中身が見えるものは、確認して購入した方が安心です。

今日はそこまで食べないし、パンと呑み物だけ買って帰宿。

注意はクリスマス前後。フィンランドの休日は、ちゃんとみんなで休日なので、お店が休みになります。あらかじめチェックが必要です。

高アルコール度の製品を買うにはアルコへ

フィンランドでは、5.5度以上のアルコール類は、アルコという、スーパーやデパート内の別区画に行かなくては買えません。

ビールとかは普通にスーパー内に売ってます。

6缶パックだろうが、びりびり破って1缶で購入できる(多分)みたい。

いろいろ見たくて、このスーパーのアルコにも行きました。

が、暗い。営業時間外なのかな?ということで、残念ながら入れませんでした。

はい、宿で晩御飯。

今日は、あまり呑みません。

フィンランドに来た目的、そうオーロラを撮影せねば。

お手洗いの問題もあるので、アルコールは控えめに(呑まないとは言ってない)。

夜は、いよいよオーロラを求めて

初日のオーロラ観察には、添乗員さんも同行してくれました。

ちなみに、スノーモービルでオーロラを観に行くツアーやバスでオーロラを探すツアーなどにも、申し込めます。

このあたり、日本にはあまり情報が無いので、添乗員さんにお願いして探してみるのが大事です。

なお、宿のWebサイトなどで、オーロラの発生可能性情報も見ることができます。

部屋のwifiがかなり強いので、自分で検索こともできます。

……今日はちょっと弱い。

ですが、夜になると参加者はオーロラが見えやすい真っ暗な場所へ移動。

北の湖(シルッカ湖)周辺へと出かけていきます。

夜なので、当然がっつり寒い。

完全防備で三脚とカメラを担いで歩いていきます。

海外の人も上を見ながら、歩いています。

ちょっと道を外れると、とたんに暗くなります。

湖といっても冬は凍っていて、その上に雪が積もっています。

ほとんど音が無い空間。

みんなで1時間ほど粘りますが、オーロラは現れません。

諦めて皆さん帰っちゃいましたが、私たちはもう30分ほど粘りました。

この静かさは、なかなかないかも。おもしろい。

しかし……残念!オーロラは見られず。

ということで、宿に戻って翌日に備えて、サウナに入って寝ます。

そう、今は極夜、朝も撮影チャンスなんです。

明日はオーロラが見られますように。

と思いながら、ぐっすり寝ました、

そんなこんなで、フィンランドでオーロラを見るツアー、2日目はトナカイ牧場でした。

オーロラは見られず。

次回、3日目「スノービレッジでアイスウォッカ!」に続きます。

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