秋の肴_苦いのもしょっぱいのも、サンマじゃない?

おいしいお酒と肴

こんにちは、にーやんです。

2019年もサンマは不漁のようで、呑兵衛としては残念至極です。

とはいえ、秋を感じるこのごろ。

味は悪くとも、サイズは小さくとも、サンマの塩焼きとひやおろしはやっておきたい。

ということで、いつものお店へ。

ちゃんと入っていました。

サンマのお刺身と塩焼き。

ひやおろしは、義侠。

サンマは刺身も塩焼きもアブラが強いので、ひやおろしみたいに濃いお酒があうのかも。

刺身は、しょうがも添えられていて、さっぱりいただけました。

サンマ苦いかしょっぱいか

最近知ったことですが、あの有名な「サンマ苦いかしょっぱいか」の名言。

この原典は、「佐藤春夫の秋刀魚の歌」だそうです。

全文は控えて、まとめると

夫ある女性に恋をした男が、女性と共にサンマを食べる。

その食べ方は、女性の故郷の風習。

しかし、想い叶わず、離れ離れに。

男は独り、サンマを食べる。

サンマ苦いかしょっぱいか。

そんな男を詠んだ詩のようです。

この時の、苦み、しょっぱみは、単なる「サンマのワタの苦み」「サンマに振った塩のしょっぱみ」でないことは明らかです。

言葉が一人歩きして、元の想いは抜け落ちていました。

また一つ、呑兵衛のレベルが上がったなと思いつつ、きれいに食べ切ります。

ご馳走様でした。

お代:2,440円

  • サンマ刺身:980円
  • サンマ塩焼き:780円
  • 義侠(一合):680円

そんなこんなで、日本の秋といえば、秋刀魚。

冬が来る前に、あと2、3匹は食べておきたいと思います。

では、皆様も酔い呑兵衛ライフを。

またねー。

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